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サラリーマンの平均

公開日: : 最終更新日:2014/03/04 サラリーマン ,

日本人の平均的な姿は何かといわれて真っ先に思いつくのはサラリーマンだ。日本人の半数以上はサラリーマンになる。特に男性は人生の多くの時間をサラリーマンとして過ごす人が多い。そんなサラリーマンこそ日本人の平均的な姿といえるのではないか。そんなサラリーマンの平均的な姿に迫る。

サラリーマン

サラリーマンの数―日本の労働の王道

日本にはサラリーマンが男性2,877万人、女性2,323万人おり、労働力人口の実に47%を占めている。全人口を1億3千万人とすると40%がサラリーマンということになる。高学歴化による非就労人口の増加や起業ブーム等もあったがやはり大半の人が雇用される側のサラリーマンだ。まさに日本人の平均的な姿といっても良い。

就業年齢は高学歴化に伴い、遅くなりつつあるものの、高齢化や年金問題により定年年齢も高齢化しつつある。日本におけるサラリーマン比率は今後もある程度現状水準で推移すると思われ、平均的な姿として今後も長く続くだろう。

サラリーマン人口の推移(単位:万人)
雇用者数推移

出典:総務省『労働力調査(詳細集計)平成25年(2013年)平均(速報)結果』より作成

意外だったのは会社の役員の数だ。2009年から徐々に減少しているが、2013年は男女合わせて344万人いる。これは労働力人口の3%を占める。だいたい高校のクラスは40人前後といわれているので、平均するとクラスに一人くらいが役員になるということだ。役員として同窓会に参加した時の優越感はたまらないものがあるのではないだろうか。

サラリーマンの会社―卸・小売と製造業が二大勢力

サラリーマンといっても様々な会社にいる。どのような会社にいるサラリーマンが最も平均的なのか。同じ統計の産業別の結果を見ると、業種では卸・小売業が、僅差であるが製造業を抜いて最も人数が多く1,057万人と全体の17%となっている。モノづくりが強いイメージの日本だが、家電分野等ではアジア系メーカーの台頭や、日本製造業の製造拠点の海外進出等により、製造業におけるサラリーマンは徐々に減少しているのだろう。

業種別労働者数(単位:万人、%)
業種別雇用者数

出典:総務省『労働力調査』より作成

気になったのは、情報通信業における労働者の少なさだ。ITベンチャー等が増えている印象だが、上記のグラフだと情報通信業はその他に含まれてしまっていてわずかに192万人しかいない。同じくその他に含まれている農業、林業が217万人、会社役員が300万人以上いたのに対して非常に少ない印象だ。起業したは良いがうまくいかず、小売業や製造業に再就職。現実はそんな感じなのだろうか。。。


事業所の規模別でみると、最も多いのは20~99人の規模の事業所で全体の32%を占めているようだ。

従業者規模別事業所数及び従業員数の割合(民営)
従業員規模別事業所数

出典:総務省『経済センサス総合ガイド』より抜粋

業種別の結果と従業員規模別の結果を併せて考えると、イオンみたいな大型のショッピングセンターで働いているような人が多いというようなイメージだろうか。

サラリーマンの年収―リーマンショックで激減

さてやはり一番気になるのは収入のことだろう。国税庁の調査によると平成24年の民間平均給与は408万円。月収に直すと34万円。手取りだと26万円くらいになるか。H21年度に大きく落ち込んでいるのはリーマンショックの影響だと思うが、そこからなかなか回復せず逆にじりじり下がっている状況だ。

平均給与推移(単位:万円)
平均給与推移

出典:国税庁『民間給与実態統計調査(平成24年分)』より作成

つい先日デフレ脱却成功なんて話もあったが、これを見るとそうは思えない。これで消費税が8%、10%まで上がることを考えると。。。サラリーマンができる対策といえば節約くらいだろうか。

同じ資料には業種別給与の調査結果も乗っている。数年前から何かと話題のあの業種の給与はやはり高い。これだけもらってるなら何とかしてほしいものだ。また、この業種は役人の天下り先ともいわれているから、役人の給与も推して知るべしというところだろう。ホントに既得権益というのはおいしいということがわかる。

業種別平均給与(単位:万円)
業種別給与

出典:国税庁『民間給与実態統計調査(平成24年分)』より作成

独身手当なんてものもあるとか。羨ましいというべきか罵倒するべきか。

サラリーマンの生活―ほんとに豊かになってるの?

最後にサラリーマンはいったいどのような生活をしているのかを朝から順に追っていきたい。

朝、平均6時43分に起床、朝食、身支度などをして移動を開始。約1時間かけて会社に到着おそらく出社時間の平均は8時半前後なのだろう。

待ちに待ったお昼休み。しかし、その時間はなんとたったの19.6分、昼食予算は500円。時間は1983年の2/3、昼食予算は1979年と同水準だそうだ。行列のできるお店なんかには時間的にも予算的にもいけそうにない。

仕事も一区切り。よし帰ろう、となるのは19時半の前後10分くらい。昨今残業の多いブラック企業なんて言葉をよく聞くが意外と早い印象だ。一日の平均労働時間は7時間44分。仕事後に一杯飲んで帰るのかと思いきや、外食は週に一回程度で予算も2,860円で、外食回数、予算とも史上最低なんだとか。そして明日の仕事に備えて寝るのが0時33分。平均睡眠時間は5時間57分。

休日は年間107日。年次有給休暇の取得日数は9日。週休二日、盆と正月に有給で長期休暇といったところだろう。

(出典:日経BP『20~30代ビジネスパーソン200人「早起き」実態調査』、損保ジャパン・ディー・アイ・ワイ生命保険株式会社 『ベテラン VS 若手サラリーマン 600 名に聞く「世代別サラリーマンの意識と行動に関する調査」~仕事、時間、やりくり術~)』、新生銀行『サラリーマンのお小遣い調査 30 年白書』、厚生労働省『平成24年就労条件総合調査結果の概況』)

世界有数の経済大国、日本が成り立っているのはサラリーマンのおかげ。サラリーマンの方には少しでも幸せになってほしい。


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